50代、なぜお腹周りから太る?管理栄養士が見直したいと思う5つの食習慣

「体重はそれほど変わっていないのに、お腹周りが気になるようになった」

「以前は少し食事を減らせば戻ったのに、最近はなかなか戻らない」

「昔と同じように食べているだけなのに、なぜかお腹周りにお肉がつく」

50代になって、そんな身体の変化を感じている方も多いのではないでしょうか。

お腹周りが気になると、

「もっと食べる量を減らさなければ」

と思いがちです。

でも私は管理栄養士として、食べる量を減らす前に、まず見直してほしいことがあります。

それは、毎日の食習慣です。

何を食べているかだけではなく、

どんな速さで食べているのか。

本当にお腹が空いて食べているのか。

何時に食べているのか。

そして、どのくらい噛んでいるのか。

50代からの身体は、若い頃と同じではありません。

だからこそ、食べる量だけではなく「食べ方」を見直すことが大切です。

今回は、私が50代の方に見直してほしいと思う5つの食習慣についてお話しします。


1.気づかないうちに早食いになっていませんか?

忙しい毎日の中で、食事を急いで済ませていませんか?

朝は出かける準備をしながら。

昼は仕事の合間に。

夜はテレビやスマホを見ながら。

気がついたら、10分ほどで食事が終わっていたということもあるかもしれません。

私は食事内容と同じくらい、食べる速さも大切だと思っています。

よく噛まずに急いで食べると、食事を味わう時間も短くなります。

反対に、一口ずつよく噛んで食べると、

「おいしい」

「もう少し食べたい」

「そろそろ満足した」

という身体の感覚に気づきやすくなります。

よく噛むことは、今日から始められて、お金もかからない食習慣です。

まずは最初の一口だけでも、いつもより丁寧に噛んでみてください。


2.お腹が空いていないのに食べていませんか?

「12時になったから食べる」

「3時だからおやつを食べる」

「テレビを見ながら何かつまむ」

私たちは、本当の空腹ではなく、時間や習慣で食べていることがあります。

一度、自分に聞いてみてください。

「私は今、本当にお腹が空いている?」

この問いかけだけでも、食べ方は少し変わります。

喉が渇いているのかもしれません。

疲れているのかもしれません。

少し休みたいだけなのかもしれません。

「食べたい」と「お腹が空いた」は、同じではないことがあります。

50代からは、自分の身体の感覚に気づくことも大切な食習慣だと思います。


3.食事を減らしすぎて、あとから食べていませんか?

痩せたいと思うと、

朝食を抜く。

昼食を極端に少なくする。

ご飯をまったく食べない。

そんな食べ方をしてしまうことがあります。

でも、我慢を続けた反動で、夕方や夜にお腹が空きすぎてしまうこともあります。

そして、

「少しだけ」

と思ってお菓子を食べ、

夕食を食べ、

食後にも何か食べる。

結果として、一日を通してみると思った以上に食べていたということもあります。

大切なのは、一食を極端に減らすことではありません。

食事の中で、たんぱく質や野菜、発酵食などを取り入れながら、自分が満足できる食べ方を知ることです。

我慢する食事より、整える食事。

私は50代からの食事では、この考え方を大切にしています。


4.夕食後の「なんとなく食べ」を見直してみる

夕食はしっかり食べたのに、

テレビを見ながらお菓子。

冷蔵庫を開けて、何かないかな。

寝る前に少しだけ甘いもの。

そんな習慣はありませんか?

問題なのは、食べることそのものではありません。

自分でも気づかないまま、

「なんとなく食べる」ことが習慣になっていること

です。

食べるなら、きちんと味わって食べる。

本当に食べたいのか、一度考えてみる。

温かいお茶を飲んでみる。

少し時間を置いてみる。

食べないことを我慢するのではなく、自分の食欲を一度観察してみることが大切です。


5.発酵食や旬の食材が食卓から減っていませんか?

忙しくなると、食事は単調になりがちです。

パンだけ。

麺だけ。

おにぎりだけ。

もちろん、そんな日があってもいいと思います。

毎日完璧な食事を作る必要はありません。

でも私は、日々の食事の中に少しずつ、

味噌。

ぬか漬け。

ヨーグルト。

甘酒。

そして季節の野菜や果物を取り入れることを大切にしています。

特別な食事療法としてではなく、

普段の食卓の中に自然に置くこと。

続けるためには、頑張りすぎないことも大切です。

例えば、いつものヨーグルトに十穀米甘酒を添える。

お味噌汁を一杯いただく。

旬の果物を少し味わう。

そんな小さな習慣で十分です。


お腹周りが気になったら、体重計だけを見ない

お腹周りが気になると、毎日体重計の数字ばかり見てしまうことがあります。

でも、一度食べ方にも目を向けてみませんか。

今日、何回噛んだだろう。

本当に空腹だっただろうか。

食事を味わっただろうか。

腹八分目で終われただろうか。

発酵食や旬の食材を楽しめただろうか。

体重の数字だけでは見えないことが、たくさんあります。

食べ方が変わると、食事との付き合い方も変わっていきます。


一度、いつもの食習慣から離れてみる

長年続けている食習慣は、自分ではなかなか気づきません。

だから私は、食べ方を見直すきっかけのひとつとして、やまとなでしこファスティングをお伝えしています。

ただ食べないためのファスティングではありません。

いつもの食習慣から一度離れて、

本当の空腹を知る。

食べ物をゆっくり味わう。

自分に必要な量を感じる。

そして、ファスティング後の食事を丁寧にいただく。

その体験を通して、

「以前よりよく噛むようになりました」

「少ない量で満足できるようになりました」

という声をいただくことがあります。

私は、体重が何kg減ったかだけではなく、こうした食べ方の変化を大切にしています。


50代からは、自分の身体と仲良くなる

50代の身体は、若い頃とは違います。

でも、それを残念に思う必要はないと私は思っています。

今まで頑張ってきた身体だからこそ、

これからは少し丁寧に付き合っていく。

食べ過ぎたら、次の食事で少し調整する。

疲れたら休む。

旬のものを味わう。

発酵食を取り入れる。

よく噛んで食べる。

そんな小さな積み重ねが、10年後の身体をつくっていきます。

お腹周りが気になったとき、

すぐに「食べる量を減らそう」と考える前に、

まずは自分の食習慣を見てみてください。

変えるべきなのは食事の量ではなく、

毎日の小さな「食べ方」なのかもしれません。

10年後の私をつくるのは、今日の食事。

今日からできることを、ひとつずつ始めてみませんか。

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