日本文化の贈り物:「写経」で心を整え、日常を丁寧に生きる

こんにちは。50代になり、ふと日本文化の素晴らしさに気付いた瞬間が増えてきました。初めて体験したとき、その奥深い静かな気持ちと癒しの力に驚きました。 今回は、写経の魅力や私自身の体験を伝えたいと思います

写経の魅力:心整う時間

自分だけの静かでゆっくりとした時間

忙しい日々の中で、「静かに一人で過ごす時間」を持つのは意外と難しいですよね。 家事、仕事、人間関係など、目の前に毎日あることに追われる生活が続くと心も体も疲れますそんな中で、写経を始めると、自然と自分だけの穏やかな時間を持つことができました。

私の場合、写経を始めたきっかけは茶道を習っているお寺の行事にあったので参加しました。

実際にやってみると、想像以上にリラックスできることに驚きました。文字に意識が集中し、普段考えている雑念が消えていく感覚がありました。

また、写経中は静かな環境で行うことが多いので、その静寂も心地よいものです。

「自分だけの時間」を感じることのできる場となりました。

見慣れない漢字との出会い

写経では、普段の生活では見慣れない漢字や、難しい言葉がたくさん出てきます。

最初は見本をじっくり見ながら書いていましたが一文字一文字に集中し、見本の形を真似しながら書くことで自然と余計な雑念が消えていきました。

見本と自分の文字が似ているときは、呼吸と手の微細な感覚がぴったりあった瞬間だと思います。

そんな瞬間がやってきたとき我を忘れてますね。

後から書いた文字をみてみると自分が書いた文字なのかなぁと不思議に思うことさえありました。

おわりに:写経は心を癒す最高の時間

50代になり、これからの人生をどう丁寧に生きていくかを考えるようになった私にとって、写経は心を整える大切な時間になりました。

写経で「見てから書く」というシンプルな動作から文字のバランスを整える感覚がどんどん研ぎ澄まされます。丁寧に生きる力を育むものでもあります。写経でこの「バランス感覚の向上」を体験してみてください。

日本文化の中にある写経から心の癒しや新しい気づきを得られることを、ぜひ多くの方に体験してほしいと思います。

宮崎県串間市極楽寺で写経の体験ができます。

ちなみに写経に書いた願いは、「世界平和」と「十穀米甘酒を食べた方の健康祈願」にしました。

食と共に…

管理栄養士のりこ

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