こんにちは、発酵食は世界を救う〜なんて思ってます管理栄養士のりぽです。
発酵食はね、面白い。
味の変化や、微生物の働きで旨味が増し増し
体に入ると腸内環境を整えてくれますものね。
味噌は発酵食のひとつです。
現在は飽食の時代といわれていますが
飽食から少食になったときにも選んで欲しいものが味噌です。これから備えようとする方の備蓄にも味噌をおすすめしてます。
本日はなぜ味噌が必要かをお伝えします。
飽食とは?
飽食とは、食べ物に不足がなく食べたいと思ったものを何でも手に入れられる状態のことをいいます。
日本は、飽食の時代だといわれて久しいです。
さまざまな食品があふれているため、その日食べたいと思ったものを自由に選んで食べられる環境にあります。
コンビニに行くと何時でも食べたいものが手に入り、お取り寄せすると近くのお店にないものも自宅まで届けてくれる便利な時代です。
このような時代がずっと続くとは限りません。
輸入が止まるとどうなるか?
自然食やプチ断食、小食、不食などが注目を集めはじめています。
輸入が止まったことを想定して、体を少食へ備えようとする本能かもしれませんね。
もし、輸入が止まるとどうなるか?
お金さえ出せば、食料はいくらでも買えると思っていると、ある日突然食料不足に直面するかもしれません。
なぜなら
日本の食物自給率は、カロリーベースで38%しかありません。食物という形では62%を輸入している計算です。
つまり、輸入がストップすると食糧が不足し自給率38%なら1日1〜2食しか食べられないことになります。
では、1日1〜2食になったときに何が手に入るでしょうか。
自給率の低いものは?
輸入にいろんなものを頼っています。
自給率のカロリーベースで低いものは、油脂類3%、畜産物15%、小麦17%、大豆22%です。
つまり、脂質とタンパク質の摂取が少なくなります。
小麦の自給率が少ない事から輸入がストップするとパンが高級品になります。
主食はご飯が主になってくると、ご飯には汁物。
汁物でタンパク質がとれるのが味噌汁です。
味噌は、大豆を使用しているので貴重なタンパク源になります。
そして、味噌は常温でも保存が可能なので備蓄の時のタンパク源として優秀な食材になります。
輸入がストップすると、お米が主役それを支えるのは味噌
輸入がストップすると、自給率の高い米が主な食べ物になります。輸入に頼ってなかった元の日本食に戻るイメージです。
お米料理のバリエーションをいくつも持ってたらいいですよね。
お米を中心にどんな食材を使っていくか、どんなメニューにするかを考えたときに味噌があると汁物、炒め物、和物などの味付けにも使えます。
いろんな使い方がでるのもの味噌の魅力。
そして、長期保存が可能です。
味噌について
味噌は古くから民間療法の薬としても使用されてきました。
その効能の高さから、「味噌汁は医者殺し」「医者に金を払うよりも味噌屋に払え」ということわざも生まれたくらい万能です。
がんや高血圧、便秘を解消したり、放射線から体を守ってくれたりすることも確認されています。
味噌は昔から貴重なたんぱく源で健康効果の高い食物です。 原料である大豆にはたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれます。 さらに、麹の働きで発酵することによって、これらの物質の消化吸収が良くなり栄養価もいっそう高まります。
いいことづくめの味噌は、米を中心とする日本食にはなくてはならない食べ物です。
まとめ:備蓄に味噌は重宝
いかがでしたでしょうか
味噌って万能の食べ物なんです。
昔から食べられていたものは、米と味噌です。
食糧が少ない時の貴重なタンパク源にもなります。
米は必須アミノ酸のうち、リジンやスレオニンが不足していますが、大豆には豊富に含まれています。反対に大豆に少ないメチオニンは米には沢山含まれていて、お互いに足りない栄養素を補うことのできる理想的な組み合わせなのです。
日本人のソウルフードであるみそ汁。
備蓄の必要性に気づかれた方はぜひ味噌を仲間に入れてください。
味噌汁からしばらく遠ざかっていた方も、たまには作ってみようかな…とのりぽのブログを読んで感じて頂けたら嬉しいです。
今回、味噌の大切さをお伝えしたのりぽは手作り味噌を作ってみました。
手作り味噌に、ちょっと他のお味噌とは違ったものを入れました。
次回は手作り味噌についてご紹介します。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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